先週の日記で、「一人は賑やか」の詩の作者、茨木のり子さんについて少し書きました。
その時点では、この詩がいつどのような形で発表されたのかについて、インターネット等でいろいろ調べてみたのですが、どうしても情報が見つかりませんでした。
そこで、1975年にお連れ合いを亡くされてからの30年ほどの間のお一人の生活の中で書かれたものと、勝手に判断したわけです。
たいへん気になって、今日図書館に行って、調べましたら、茨木さん自身がまとめられた「言の葉1,2,3」という歌集の最後の最後に、「詩集未収録作品」の一つとして、」1968年の、同人誌「櫂16」に発表されたことが小さく載っていました。
自己判断で、間違った情報を書いてしまい申し訳ありませんでした。心よりお詫び申し上げます。
それにしても、この詩に注目されて、素晴らしい曲をお付けになった三善晃先生、すごい方ですね。
その三善先生が、「うたの森」のまえがきのようなエッセイ、「しみじみと 紙魚(しみ)」に、作曲家と詩人や演奏家や聴衆などとの関係について、「どうも情けない」として、次のような句をしたためていらっしゃいます。(ぜひご一読ください)
「我が身をば 小判鮫かとぞ思う 秋の海」 (三善 晃)
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