練習日記 2023年11月28日 Yuri
日記が遅くなってごめんなさい。
本格的な寒さが近づいてきました。先週、修学旅行で日光に行った知り合いのお子さんが、美しい紅葉に感激したり、朝起きたら地上に残っていた雪で小さな雪だるまを作ったリしたとのこと、また、知人の20代の若者が、日曜日に栃木まで行ってスノウボードを楽しんできた、などと聞くと、若いっていいなあ、と思います。
しかし、スノウボードとは無縁そうなわが団員たちも、情熱では負けていません。毎週の練習日には、ほとんど全員が顔をそろえて、2時間30分歌い続けます。
三善晃先生の合唱曲集「うたの森」と、ハイドンの「ミサ・ブレヴィス)」も次の曲に進みました。
「うたの森」は、銀色夏生さんの詩の「それが涙だというのなら」を一通り仕上げて、この日は最初に通して歌いました。続いて、この曲集の最初の曲「道」の音取りに進みました。
これまで、茨木のり子さん、銀色夏生さん、と二人の女性詩人の曲を歌ってきましたが。「道」の詩は、伊藤海彦さんです。どんな方かなと思って、web で検索したら、いきなりNHK の現役アナウンサーの「伊藤海彦さん」が出てきました。しかも私と同じ高校の卒業生だとのこと、嬉しくなりましたが、この方は、同性同名の別人とのことでした。(!)
詩人の伊藤海彦さん(1925~1995)は、放送作家で詩人、たくさんの詩集もあり、合唱曲集も多く、素晴らしい賞をとっていらっしゃるとのこと、皆さまはご存じだったと思いますが、私は全くこの世界に暗く、たいへん失礼いたしました。伊藤海彦さま、ごめんなさい。
「道」の詩も素敵です。一番だけご紹介します。
道はのびる
陽にやかれ 雨にうたれ
道はのびる
川にそい 山をふちどり
折れまがり またのぼりつめ
言葉なく ただひとすじに
道よ 道よ ああ
いつも旅立ちを ささやくものよ
曲は、Andantino quasi-Allegretto というテンポで、ゆったりと進みます。一気に28小節まで音取りが進みました。
続いて後半は、「ミサ・ブレヴィス)」の2曲目、「Gloria」の音取りです。この曲は、1曲目の「Kyrie」の
Adagioから、一気に3拍子のAllegro (di molto) となります。
われらを救いたもう神の栄光をたたえ、最後は♪amen♪の繰り返しで締めくくります。31小節の短い曲なので、こちらも一気に最後まで音取りをしました。
3拍子の刻みを大切にすること、強弱記号はついていないものの、フォルテで歌うところ、ピアノで柔らかく歌うところ、テヌートなりにアクセントをつけて歌うところ、ワン・フレーズで歌うところ、などなど、W先生のご指導はいつものように、きめ細かでした。
これだけの曲を一気に音取りしてしまうなんて、私たちも、のろのろ歩みながら、少しずつ成長しているのでしょうか?
ことばをつけて歌うのが楽しみになりました。
本番に向けて、まだ音取りをしていない曲はたくさんあります。楽しみながら、進んでいきたいですね。
皆さま、くれぐれもご自愛ください。足腰の訓練も大切かもしれませんね。また元気にお会いしましょう!!!
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