日差しが少しずつ温かく感じられるようになっていたのに、「寒」の戻りでしょうか。一歩前に進むのも大変だった昨日(18日)の強風、今日明日も、寒い日が続きそうです。
それでも、南房総からは、花の便りも聞こえてきます。地震も、少し回数が減ってきたようですね。本格的な春は間近ですね。
3月は旅立ちの時、子どもたちや若者たちが新しい道に踏み出していきます。明るく元気に育っていってほしいと、大人の私たちは心から願っていますが、それでも、思うようにいかないこともあるし、大きな壁にぶつかることもあるのではないでしょうか?
最近、小学生がよく歌っている「ほらね!」という合唱曲があります。途中からですが、こんな歌詞です。(YouTubeでお聴きになれます)
♪ほらね、僕らは一人じゃない きっとね、誰も一人じゃない♪
♪それでも 悲しい日があったら 涙が止まらない日があったら~~♪
♪ゆっくりそっと 歌を歌おう 思い出つまった あの歌を♪
♪歌は あなたの 大切な友だち いつもそばにいる 大切な友だちだから・・・・・あ~~♪
この歌を一所懸命に歌っている子どもたちの声を聴くと、ふと、「そうね、すっかり歳をとってしまった私にとっても、♪うたは大切な友だち♪ね」、と感じます。(皆さまはいかがでしょうか?)
練習の最初は、これから「大切な友だち」になってくれると思う「うたの森」の歌の数々、3曲目の「雪の窓辺で」の練習です。 (薩摩忠 作詞 三善 晃 作曲)
42小節から最後まで、丁寧な取りが終わりました。階名で歌いながら、正しい音を出すだけでなく、音の流れとひびきを大切にし、他のパートをく聞いて、ハモるように歌います。「かなりよくなってきた」、「いいねえ、いいねえ、清らか」、と先生。なんだかみんなの気持ちがだんだん一つにってきたような気がしました。来週は歌詞をつけて歌えると思います。
詩人の「薩摩忠」さんは、童謡の「まっかな秋」の作詞をされた方で、たくさんのシャンソンなどの訳詞や、放送作家等を務められたそうです。(Wikipedia より) 「まっかな秋」、懐かしい歌ですね。「雪の窓辺で」も、歌詞が無くても良い曲だなあと思いますから、歌詞をつけて歌うのが楽しみですね。
続いて、HAYDNの「Credo」のラテン語の詩をつけて歌う練習です。最初の10小節は、各パートが違う歌詞で歌います。「ポリフォニー」と言って、どのパートもメロデイですが、互いに支え合うような気持ちで歌い、ハモることが大切とのことで何度も練習しました。
♪Credo♪から始まるソプラノさんの出だしから、いい加減には歌えません。体をまっすぐにして、深い音を出さなくてはなりません。
日本語の歌と違って、外国語の歌は、発音の仕方(口形、口腔内の動き、口唇の使い方などなど)、がいろいろ変わる訳けで、私たちは、長年ミサ曲を歌う中で、何度も何度もご指導を受けてきたのですが、いまだに、日本語的に平べったい「Ku-re-do]になってしまいがちです。 ♪Credo♪のような連続した子音が一番難しいですね。でも、挑戦のし甲斐があります。
ソプラノさんの出だしを受けて、他のパートは、それを支えるように、音の流れを大切に、歌います。’定年した?修道士のように‘、’清らかな気持ちで‘歌います。歌っているうちに、ちょっぴり、敬虔な気持ちになってきたのでは???
途中、9小節目の和音について、ちょっと専門的なお話がありました。通常、ドミファの和音になるはずですが、「ミ」が抜けています。すると、ちょっと不安定な感じになって、まだ終わらず次に続きそうだな、という感じになるそうです。後世には、これを「空虚5度」と称しているそうです。何度もピアノで音を出していただくと、「なるほどなあ」と思うのですが、自分で気づくのは、(私にとっては)難しいです。ハイドンさんってすごい方なのですね。奥が深いですね。
来週は、次の「Sanctus]に進む予定です。
最後に、MOZART の’Sancta Maria, mater Dei’を通して歌いました。
この曲は、去年の2月から6月にかけて練習しましたが、簡単に復習すると、 ♪Advolutum recipe,♪ の♪recipe♪は、‘レツィぺ’、 ♪protege♪は、’プロテーゲ‘と発音します..’ge'は、「ゲ」と「ジェ」の間くらいで柔らかく発音しましょう。また、♪In
mortiss (死)♪という歌詞には、必ず「減7和音」が使われていることには特に気を付けて歌いましょう、ということでした。
最後になりましたが、「雪の窓辺で」の、パート別音取りテープを作成してくださったR子先生、それを、団員個別に配信してくださった団長さん、ほんとうにありがとうございました。
また、Credoのラテン語の歌詞と意味をプリントしてくださったインスペクターのOさんにも感謝、感謝です。
練習日記がすっかり遅くなって申し訳ありません。今日19日は練習日で、5時から女声のパート練習です。Y先生、どうぞよろしくお願い申し上げます。
皆さま、今夜お会いするのを楽しみに…。谷津までお気をつけておいでください。
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