練習日記 4月9日

 

桜も満開を過ぎて葉桜や花吹雪に春を惜しむ気持ちもわいてきます。皆さまはどんな桜をご覧になりましたか?

 

穏やかに晴れたある午後、近くの千葉公園がリニューアルしつつあると聞いて、足をのばしてみました。ハスの季節には美しい花が見られる池のほとりのカフェで、のんびりと見ていると、若いお母さんたちが、一台ずつボートに乗って、母一人、幼児一人のボート漕ぎに挑戦していました. '漕ぐ’というより‘漂う’という感じでしたが、いかにも楽しそうで、こちらまで和やかな気持ちになりました。

 

ふと、能登の被災者の方たちや、世界中の紛争国の方たちにこんな穏やかな日々が早く来ますように、と祈りたい気持ちになりました。

 

平和だから続けられるのは、コーラスも同じですね。女声だけのパート練習の後、今週の練習は、「雪の窓辺から」の締めくくり練習に入りました。

 

「雪の窓辺から」は、Neiさんが書いていられるようにほんとうに心温まる歌ですね。季節はちがいますが、千葉公園のボートの母と子たちの姿が連想されました。

 

曲の入りのところから、自分なりの感性を大切にして、響きを大切に歌いださなければなりません。

 

同じ歌詞を、パートごとに、少しずつ追いかけて歌う部分も多いので、メロデイを歌っているパートを支えながら、パート同士の交流が大切だと強調される練習でした。優しく、温かい気持ちで、歌いたいなと思います。(私たちの歌は、まだまだ’生々しい’とのこと???)

 

続いて、モーツアルトの「サンクタ・マリア」(’Sancta Maria, mater Dei’)の練習です。

 

先生は、いつものように、『間違えてもいいから、譜にかじりつかないで、指揮をよく見て歌うこと』と強調されます。何度も繰り返していると、ラテン語の歌詞が身体に入ってくる‘という感覚が出てきます。最近、物忘れが多いことに悩んでいる自分としては、「あれ?私もまだまだできるのかな?」と思ったりする練習でした。(いつもの勘違いかも?)

 

キリスト教徒ではなくても、マリア様への崇拝と祈りを感じられる歌ですね。心を込めて歌えるよう、練習に励みたいと思います。

 

最後は、ハイドンの「Sanctus」 です。

 

8分の6拍子は、日本人にとっては、なかなか難しいのです。3拍子を二つ合わせた大きな2拍子として振っていらっしゃる指揮に合わせて歌います。「1,2,3,1,2,3,」と感じながら歌います。

 

未だ歌詞はつけず、「マママ』で練習していますが、マママの時にきちんとリズムが取れないと、ラテン語をつけたときに混乱するとのこと、大切な練習です。何度も繰り返し練習するうちに、少しそれらしい歌い方になって来たような気がしました。

本番ではもう少し早く歌うとのこと、まだまだ練習が必要ですね。

 

インスペクターさんが調べてくださった。歌詞の意味は次の通りです。

 

Sanctus (感謝の讃歌)

 

Sanctus, Sanctus, Sanctus  Dominus Deus Sabaoth

聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、 万軍の主なる君

Pleni sunt caeli et terra gloria tua.

主の栄光は 天地に滿つ

Hosanna in excelsis.♪

天のいと高きところに ホザンナ

 

救世主への感謝の気持ちが込められている歌ですね。歌詞をつけても8分の6拍子のテンポを忘れす、軽やかに歌えたらいいなと思います。

 

 

  5時からの女声だけのパート練習では、Y 先生の御指導のもと「流れる水のように」を言葉をつけて歌い、次に、ほんとうに久しぶりに茨木のり子さんの「一人は賑やか」の思い出し練習をしました。(ときどき歌わないと、忘れていることもありますね。ありがたいことでした。)

 

W先生は、新年度初めての勤務日だったそうで、ほんとうにお疲れ様です。とは言っても、いつものようにたいへんエネルギッシュに歌い続け、叱咤激励され続けの練習でした。お二人の先生方、ほんとうにありがとうございました。

 

大曲への挑戦は今週も続きます。皆さま、お身体にお気をつけて・・・。

火曜日にお会いするのを楽しみに・・・・。