桃や桜が散って、枝ばかりだった樹々に、若葉が芽を出し、日に日に緑濃くなっていきます。
新学期がはじまって半月あまり、朝の路上には、ピカピカのランドセルを背負って集団登校をしている小学1年生と、学校まで付き添いをされている若いお母さんたちの姿を見かけます。なんだか、大人の私たちまで、♪だれもが さいしょは 一年生 ドッキドキドン! 一年生♪と歌いたくなりませんか?
練習には、気持ちだけは若いつもりのメンバーが顔をそろえました。練習をしながらいろいろ学ぶことができるのはこの団の魅力だなあと思います。(だから、気持ちは若いのです!)
最初の練習曲は、「ことばの森」から、「流れる水のように」、女声は先週パート練習をしましたが、男声にとっては初めて、・・・でもさすが・・・すぐに音をとって、一緒に歌いました。若々しく伸びやかな曲だなあと感じました。(平易に見えるようですが、実は、伴奏と合わせるのはたいへん難しいとのこと、これから、真剣な練習が必要ですね。)
作詞の山川啓介さんは、皆様ご存じのように、2017年に72歳で他界されるまで、子どもの歌から、アニメソングなどなど、膨大な曲の作詞をされたり、脚本を書かれたりされた方です。私自身は、たくさんの曲の中でも、「北風小僧の勘太郎」とか、「銀河鉄道999」、「聖母たちのララバイ」などが、心に残っています。
締めくくりに、「うたの森」から演奏会で歌う5曲を、作曲された年代順におさらいしました。順序は、次の通りです。
1. 雪の窓辺で、 2.一人は賑やか、3.道、 4.流れる水のように、
5.それが涙だというのなら
通して歌ってみて、11月の演奏会に思いが飛び、この歌たちをちゃんと歌えたら、すごく良い演奏会になるだろうと確信のようなものが湧いてきました。
次は、ハイドンの、「ミサ・ブレヴィス」の4曲目「Sanctus」の練習、先生から、ラテン語の歌詞の発音と意味を教えていただき、ラテン語で歌いました。続いて、次の「Benedictus」の最後の部分(57小節から最後の71小節まで)に進みました。
5曲目の「Benedictus」は、ほとんどソロなのですが、最後の34ページからのこの部分は、「Sanctus」」の後半がくり返されます。♪Hosanna in excelsis♪(天のいと高きところにホザンナ)の部分です。
丁寧にハーモニーを確認しながら、最後 (35p)まで歌いました。ハイドンも残すところ、6曲目の「Agnus Dei」 だけになりました。先生が「ハイドンはすごい!」といつもおっしゃるように、沢山のアイデイアが詰まった曲のようですので、これからが練習の正念場になりますね。楽しみでもあります。
特に、他のパートをよく聞きあって、ハーモニーを大切にすること、また、声をかぶせたり、『何が何でも歌ってやろう』と歯を食いしばって、気合を入れすぎたりしないで歌うことが大切です。
8分の6拍子は、一般の学校では、昭和31年生まれの人たちから取り入れられたとのこと、それ以前に生まれた人たちには、なじみが無かったのだそうです。(ほんと! 子どもたちの演奏や若い人たちの音楽を聴いていると、この半世紀の日本の音楽教育の進化は。驚くほどです。いい時代になりましたね。)
最後に、モーツアルトの「サンクタ・マリア」(Sancta Maria, mater Dei)を練習して終わりました。
来週23日は、5時から男声のパート練習、次の30日は、会場が京成大久保駅近くの「プラッツ習志野」、パート練習は女声となります。
連休ももうすぐ、皆さま、緑を楽しみながらお過ごしください。
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