やはり猛暑の一日でしたが、菊田公民館の会場は冷房がしっかり効いていて、集中して練習出来ました。。(冷房と換気に、細やかに気を配ってくださった役員の皆さん、どうもありがとうございました。)
W先生は、よんどころないご事情で欠席、Y 先生が通してご指導くださいました。4時間の間に、Haydn作曲の「Missa brevis・・・」 から、Credo, Sanctus, Benedictus, Agnus Dei の4曲、Sancta Maria, 三善晃作曲の「うたの森」から、「雪の窓辺で」「一人は賑やか」「道」「流れる水のように」「それが涙だというのなら」の5曲、計10曲を練習しました。
久しぶりに歌う曲もかなりあったので、忘れているところ、いい加減になっているところがかなりあって、気の抜けないハードな練習でした。でも、終了後に、「4時間がアッという間だったわね」という団員の声が聞こえました。Y 先生、ほんとうにお疲れさまでした。
(前半の練習)Haydn
Credo (信仰宣言)
練習は、Credo の後半、47小節からのリズム読みから始まりました。ラテン語のリズムと発音をクリアーに出すことが課題です。だいぶ言葉がきちんと出せるようになりました。47小節から65小節まではパートごとに違う歌詞を歌っているので、特に言葉をはっきり発音することが大切なのだと思いました。
Credoを最初から通して歌った後、Y先生から、この曲は大きく3つの部分に別れていること、それぞれの雰囲気を理解して歌えるように、・・・真ん中の「受難」の部分から、最後の「復活」の部分になった時、もう少し生き生きと喜びに満ちて歌えるといいのだけれど、というご感想がありました。
Sanctus (感謝の讃歌)
後半17小節からは、♪Osanna in excelsis♪(天のいと高き所に ホザンナ)が」繰り返されます。最後の26小節からは[ p ]、そして最後の最後の♪Osanna‘だけは [ f ] (フォルテ)で歌いあげます。メリハリをつけて歌えるといいですね。
Benedictus
ソプラノ・ソロが、Moderato で歌う曲の最後の57小節から、コーラスが、Sanctus と同じ
♪Osanna in excelsis♪ で締めくくります。コーラスに入る前のピアノの間奏をよく覚えて、しっかり入りたいですね。
Agnus Dei (平和の讃歌)
ゆっくりですが、言葉はきちんと入ります。[ p ] と[f] が繰り返されます。指揮をよく見ること、特に自分のパートだけが出るところは、必ず指揮を見ましょう。
・Mozart:のSancta Mariaはだいぶ歌いなれてきました。ただ、まだラテン語の発音、特に語尾が「ツエ」、を「チェ」、「ゲ」を「ジェ」などと間違えて発音している方があるので、ご注意ください。
・37小節の♪quem ego nu-quam,♪ で、長調から短調に変わる部分は、もっと自分たちで意識して歌いましょう、などなど、細かいご指導がありました。
(後半の練習) 三善晃作曲 「ことばの森」
三善晃先生の、詩に合わせた作曲のすばらしさを味わえる歌集で、それぞれの詩の個性が光っています。(ミサ曲が一貫して、神への信仰、敬愛、などが共有されているのとは違いますね。時代や背景が違うからでしょうね、)それだけに、歌い方、表現の仕方の難しさを感じます。その上、久しぶりに練習する曲が多く、練習不足を感じました。
・「雪の窓辺」(詩: 薩摩 忠)
6月に一度練習しているので、かなり歌いなれてきました。雪を見ながら「今年」を振り返る優しい感じが出てきたかな、と思いました。(特に男声?)似たような歌詞があるので、しっかり暗譜したいですね。
♪窓の外は…♪という出だしの部分は、1番が[ mp ]で女声, 2番は[ p ]で男声がメロデイです。45小節の3番からは、アルトとバスで[ f ] になります。(アルトにとっては、めったにない「メロデイ」です。)ここから最後までを何度も練習しました。
・「一人は賑やか」(詩: 茨木のり子)
3か月ぶりに歌いますが、以前に何度も練習していたおかげで、何とか音は取れていたでしょうか?
茨木さんの詩は、常識を一ひねりしているようですが、他の人にべったり寄りかかるのではない、自立した女性の姿が浮かんでくるようです。でも、この日の録音を聴くと、なんだか皆さん、自信なさそうで、「自分の音でいっぱいいっぱいで、肝心のメロデイが聞こえてこない」と、Y先生の厳しい御感想でした。
・「道」 (詩:伊藤海彦)
7月まで練習してきたので、比較的楽に歌えたと思います。ただし、出だしはのびやかでも、途中から曲の変化が大きく、難しいですね。これからの猛練習が必要ではないでしょうか。
・「流れる水のように」(詩: 山川啓介)
短い曲の中に、雨粒から川に向かっい、そして「明日へ(未来へ)」向かっていく、自由な流れが目に浮かぶようです。平易な感じで、ちょっと、ほっとすします。
・「それが涙だというのなら」 (詩: 銀色夏生)
「一人は賑やか」(茨木のり子)と、「それが涙だと言うのなら」(銀色夏生)のお二人の女性詩人の詩は、私にとっては‘一筋縄では行かない’という感じ、歌いながら何度も「どんな意味だろう」と考えてしまいます。これから、もっと歌い込み、歌の心に共感出来たらいいなと思いました
Y 先生が、何度も繰り返しおっしゃたのは『指揮をよく見る』ということでした。できるだけ暗譜を目指して、自主練習が大切ですね。あとたった3カ月です!!
今日は6時から定例の練習です。猛暑が続きそうです。皆さまの歌声で、猛暑を忘れ、楽しいひとときを!!! 熱中症 コロナにお気をつけて!!!
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