命に危険、とまで言われた猛暑が続いた8月ももう終わりますが、台風の影響で、定まらないお天気が続きます。 ‘自転車並みの速度’の台風10号は迷走中、現在は東海沖に停滞しているとのこと、予想と違って、北上するかもしれないとのこと、これまでの常識では理解できないことが増えているようです。
そんな中、わが合唱団は予定通り、演奏会に向けて着々と練習を続けています。このところ演奏順に続けてきた「うたの森」の練習は、後半の4曲目と5曲目を集中して練習し、最後に「On the Sunny side of the Street 」で締めくくりました。
4曲目 「流れる水のように」(山川啓介 作詞、 三善晃 作曲)
久しぶりに歌う曲、最初に通して歌いました。短く、軽快で、歌いやすく感じますので、みなさん、楽しく歌いあげました。でも、その後、先生から大切なご注文と練習が続きました。
・「拍」の感じ方が違うということ…おおきな2拍子を感じながら、フレーズを意識して柔らかく歌
います。
・長く伸ばしているときは、メロデイを歌っているパートを意識して盛り立てるように
・次のフレーズにどのように引き渡してゆくか、’伸ばし方をかっこよく
最初の歌い方は元気だったけれど、’電報を読んでいるみたい’だったそうです。ちっとも「流れる水」のようではなかったな、とだんだんわかってきて、♪未来という名の 夢のうなばら♪に向かって、♪のびやかに あつく~~~♪ という感じに近づいてきたように感じました。(こういう若々しい歌を歌うと、気持ちが若返りますね!?)
5曲目 「それが涙だと言うのなら」(銀色夏生 作詞、三善晃 作曲)
個人的には、歌詞も曲も難しいなあと思ってきました。でも、ここまで10回以上も練習してきて、自分が歌になじんできたような気がします。
ずっと以前に歌詞を全部、日記に書きましたが、詩は4連からなっていて、4連目は次の通りです。
幸福の行方を
決めさせる
それが涙だというのなら
曲のハイライト(山)は、♪おまじないのように♪です。このフレーズの前に、♪きみはなみだを♪を3回、mpからmfへ繰り返して盛り上げます。ほんとうに意味深い詩であり、曲であると思うようになりました。 「きみ」という中に、自分も入っているのかもしれませんね。
先生が、何度も「いい曲だなあ」とおっしゃるのですが、なんとなくですが、「そうだなあ」と思えてきました。演奏会で、はじめて、しかも1回だけお聴きになる皆様にわかっていただければいいのですが・・・。とにかく心を込めて歌いたいですね。
最後に「On the Sunny side of the Street 」で締めくくりました。
この曲の途中に♪This Rover crossed over ♪という歌詞があります。(54~56小節)最初は、有名な英国車の「ローバー・ミニ」だと思って、’どうしてここに車が出てくるのかな?’と思ったものです。
でも、’Rover’には「歩き回る人、さまよう人、フットボールなどで、捕球に敏捷で、いろいろなポジションを守れる人、飼い犬に多い名」などなど、いろいろな意味があるようです。
この詩では、これまでの自分について、「今までは、影の中をうろうろ歩いてきたどうしようもない自分だったけれど・・・日の当たる道に移動♪crossed over♪したんだ」という意味だと思います。ご参考までに、Web で見つけた試訳をご紹介します。
鈴木輪さんという方が、「あくまでも自分の見解です。なるべく意訳せずに訳していますが、正しいとは限りません。ご参考までに。」とのコメント付きで、次の試訳を公開されていました。
♪コートをつかんで、帽子を取って、、、
心配事は玄関先に置いて、、、、
足を向けるだけさ
通りの日向側に
パタパタって音が聴こえる?
その幸せそうな音はあなたの足音よ
人生は楽しくなれる
通りの日向側でね
私、今までは日陰の道を歩いて→
( *辛い事をいっぱい引き連れてパレードのように歩いてたってこと)
だけどもう恐れていないわ
さまよってた自分は、道を渡ったの(明るい日向の道に)
たとえ1セントも持ってなくても
ロックフェラーみたいにリッチな気分
足元には金粉キラキラ!
通りの日向側ではね!♪
台風が心配ですが、みなさまお気をつけて!
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