特別練習 9月29日(日)  袖ケ浦公民館  Yuri  

 

ときどき雨がばらつく定まらないお天気でした。長々と続いた猛暑ともそろそろお別れですが、夏の疲れが出てくる頃ですね。体調を崩されている方もありました。でも、会場の袖ケ浦公民館には、ほとんどの団員と、当日参加してくださる方々が集まりました。袖ケ浦団地の建物と、公園の緑を見ながらの練習でした。

 

指揮のW先生は、お仕事がたいへんお忙しい時期なのに、4時間の練習中、歌い続け、ときどきお得意のジョークを挟みながら、叱咤激励し続けてくださいました。ピアニストのR 子先生も、いつものようにきれいな姿勢で、ひたすら弾き続けてくださいました。ほんとうにありがとうございました。

 

(1)  アンコール曲の練習

このところ、定例の練習は、「愛唱歌」の日本語の歌が中心でしたが、特別練習は主に、ラテン語などの曲が続きます。最初は、アンコール曲の練習でした。曲目は当日のお楽しみですが、実はドイツ語の曲なので、丁寧な発音練習をしながら歌いました。ドイツ語は、ラテン語とも発音が異なるので、日本語とは違う母音の出し方、子音のクリアーな発音や、語尾(子音連結)をしっかり出すことなどを練習していただきました。曲はかなり歌いなれてきたように感じます。

 

R子先生のピアノがたいへん美しく、「合唱が無ければよかったのにね」と、どなたかがおっしゃっていました(??涙??

 

(2)  最初の休憩後は、ハイドンの「聖ヨハネのためのサ・ブレヴィス」の仕上げ練習です。

 

<Kirie>

皆さん、譜を見ないでも歌えるようになっています。ただ、出だしの♪Kirie♪がなかなか決まりません、多分、最初の [ k ]の音が、日本語的で、弱いのだと思います。胸を開いて、深い息で、やわらかく、天に向かって、「主よ」と歌い上げる感じでしょうか? 大曲の最初の音でもあるし、何度も出てくる語ですので、心を込めて歌いたいいですね。

 

全体として「程よさ」が大切とのこと(張り切って、叫ぶように歌うことなどは、ご法度です。‘あんこ’を作るときの最後の一匙のように・・・・・あんこを作ったことが無い方は、先生に作り方を伺ってください。)

 

<Gloria>

2曲目は、Kirie の4拍子から3拍子に、アダージョ(ゆるやかに)からアレグロ(速く)に、鮮やかに切り替えることが大切です。

 

何度も書いてきたように、最初は、長い歌詞を4つに分けて、同時に異なる歌詞を歌います。14小節の♪cum Sancto Spiritu in in gloria Dei♪(聖霊とともに、父なる神の栄光のうちに)からは、縦が揃います。今までと違った感じが出せるように、とのご指導でした、最後の♪amen♪ の繰り返しは、伴奏のビートを聴きながら、ややわらかく、のびやかに、祈りを込めて。

 

<Credo

ご存じのように、このミサの中で一番長く、イエス・キリストの人生に触れ、信仰を宣言するメインの部分ですね。

 

アレグロから入り、11小節のアダージョからは、イエス様が、ポンチオ・ピラトによって十字架にかけられるという悲劇を、バスが超低音で歌います。ぞくぞくっとする部分です。この中間部はできるだけ暗譜をするようにとのご指導でした。

 

47小節からは、アレグロで「復活」です!!!最後は、喜びとともに「祈り」を込めて歌いたいですね。最後は、Gloriaに出てきたメロデイで締めくくります。

 

全体として、今日の合唱は、10点満点の6点くらいだそうです。(めったに褒めてくださらないW先生にしては、高い得点ですね。)「目をつぶっていれば、知性が感じられる」なんてつぶやきも、いつかお聞きしました。

 

<Sanctus>

前のCredo を受けて、バスが♪Sanctus(聖なるかな)♪と入ります。他のパートもすぐ続くので、まごまごしないようにしましょう。主の栄光を讃えながら、次のBenedictus につなぎます。

 

<Benedictus>

美しいソプラノのソロが中心です。ソリストは、河田まりかさんという、素敵な若い方、楽しみですね。聴き惚れて、合唱の出だしを忘れないようにしましょう。楽譜の33ページを開けて待ちたいですね。独唱の間、楽譜をめくりながら聴くとしても、ソリストさんや聴衆の皆さんのお邪魔になるような音や動作には、絶対に気を付けたいですね。

 

Agnus Dei>

前のアレグロから、バスが、アダージョで、♪Agnus Dei(神の子羊よ)♪と静かに入ります。最後の締めくくりが、とても、とても美しいです。(歌う人たちの心が清らかなのです。はい。) 伴奏の最後の一音が終わっても、指揮が終わるまで、顔を上げて、余韻に浸りたいですね。

 

すべての演奏が終わると、2年間なじんできた歌たちとも、しばし(?)お別れ、歌える機会は、もう無いかもしれないと思うと、限りなく淋しい気がします。

 

次の演奏会に向けて、どんな歌が待っているのかなと、気持ちを切り替えて新しい挑戦をするのを楽しみに・・・・・・。

 

最後に、モーツアルトの「Sancta Maria」の練習。残念ながら(私は)、やはり後半の歌詞に自信がありません。全体としても、きちんと聞こえなかったように感じました。まだまだ練習あるのみ、ですね。

 

次回は、10月1日(火)の定例の練習です。気候の変わり目、みなさま、睡眠、栄養に気を付けて、舞台で立ち続ける体力づくりに励みましょう!