練習日記 10月1日(火)     Yuri

 

10月に入ったのに猛暑日があるなんて、これまで無かったことですね。それでも少しずつ過ごしやすい日が増えてきました。柿も色づき始め、秋の空が爽やかです。

 

コンサートまであとひと月とちょっと、練習回数は、定例が今週を入れて7回、特別練習が2回だけとなりました。インスペクターさんからは、当日までと当日の、たいへん緻密なタイム・スケジュールが配られました。よく読んで、自分のパートや、ご自分の役割や動きをしっかり頭に入れておきたいですね。

 

特に、今年は初めての会場、当日まで入ることができません。控室から舞台までの動線や、服装、持ち物のことなど、ぶっつけ本番、まごまごしないで落ち着いて臨みたいなと思います。

 

今週の練習は、総仕上げです。三善晃さんの「うたの森」全5曲と、[愛唱歌]6曲を総復習しました。

 

全体を通しての先生の御指導から感じたこと

 

  どの曲も、歌う前に曲のイメージを思い浮かべること ⇒ 自然に表情や姿勢に出るはず。「曲のイメージができた」という表情を!

 たとえば、「若い広場」を歌う時は、若々しい表情で!(わざとらしいのは困りますが・・・)

   「夢で逢いましょう」なら、楽しかった若い日を思い出して!(日頃の悩みや、お疲れを・・・お歳も・・・忘れましょう!背中を丸めて、うつむいて、楽譜にかじりついていたら、聴いている方たちは、多分、心配になります!)

 

  先生が歌ってくださると、言葉に「表情」がありますね。それに対して、テープで聞く私たちの声は、'ただ必死なだけ’という感じです。

 

喉を詰めないで、深く、のびやかな声を! ⇒ 「ひびきを集めない」ことが重要です。

 

  指揮をよく見て、伴奏をよく聞き、伴奏に乗って歌うこと  ⇒ 当たり前のことですが、先生から、何度もご注意がありました。(自分はどうだったのかと、反省しています。)

 

  それぞれの歌のポイントを拾ってみます。

 

<雪の窓辺で>  最初の曲です、最初の発声を大切に!雪の日の情景を思い浮かべながら、やわらかく、しかもしっかりと入ります。(心の中で深呼吸をするといいかも?)

 

<一人は賑やか> この歌も伴奏が凝っています。フレーズの終わりを長く伸ばすところは、よく伴奏をに乗って、伸ばし切ります。茨木のり子さんの詩は、意表を突くような表現で考えさせられることが多いので、しっかり発音することが大切でしょうか。パートからパートへの受け継ぎを間違えないようにしましょう。

 

<道> いちばん長い曲です。まだまだ課題が多く、一番長く時間をとって練習しました。もっと練習が必要ですね。三善晃さんは、難しい部分の前には、必ず伴奏の中に音を出しているそうです。楽譜を見ないで耳で覚えましょう!(例えば、調が変わる22小節の最初は休符ですが、伴奏が次の音を出していますね)

 

28小節の♪ああ~~~♪、など、難しい部分を丁寧に練習しました。伸ばす部分にもテンポがありますが「まったく感じられない」との厳しいご指摘でした。

 

<流れる水のように> この曲も、最初に「曲想」が大切です。歌詞をリズム読みをして練習しました。一言一言をきれいに発音します。短い曲ですが、パートごとの連携が素敵です。他のパートの音をよく聴かないと、歌にならないかも?

 

<それが涙だというのなら> 銀色夏生さんの詩は、最初は(私は)よく理解できなかったのですが、ずい分なじんできて、日常生活の中で、無意識に口ずさんでいることがあります。皆さんも、ほとんど暗譜で歌っていましたね。楽譜を見ないで、聴いてくださる方たちに、しっかりお伝えするような目線と姿勢で歌いましょう。

 

「うたの森」の歌たちは、三善さんの曲ももちろんのこと、詩も素晴らしいなと、いつも感じています。最初に苦労しただけに、愛着がわいてきて、当日、最高の状態で聴いていただけたらなあ、と願っています。

 

最後に、「愛唱歌集」を通して練習しました。

 

全体を通して、かなりよく声も出てきて、ハーモニーもよくなってきたような気がします。まだ足りないこともたくさんありますが、それなりに自信をもって、歌が、自分の、そして自分たちの身体に入ってくるまで練習しましょう。楽しみながら・・・!!!

 

次回は10月8日(火)、定例の練習です。体調を崩さぬよう、生活のリズムを大切にお過ごしください。